巨匠・安彦良和の描く壮大な神話世界が、美麗映像でよみがえる!
●『機動戦士ガンダム』の安彦良和が原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督を務めた、
神話世界を舞台に少年・アリオンの闘いと成長を描いたヒロイック・ファンタジー!
[内容解説]
●ストーリー
昔、神と人が分たれる以前、地上界を末弟ゼウスが、海を次男ポセイドンが、地底界を長兄ハデスが王として統治し、憎み争っていたティターン一族。
ハデスは、まだ幼い甥のアリオンを鍛え、ゼウスを倒そうと企んでいた。
たくましい戦士へと成長したアリオンはオリンポスへと向かうが、その旅の途上には過酷な闘いと、美しい少女レスフィーナとの出逢いが待っていた・・・・・・。
●作品解説
「機動戦士ガンダム」「クラッシャージョウ」などで人気を得ていた安彦良和が、漫画誌『リュウ』(徳間書店刊)に連載していた同名コミックを自らアニメ化した劇場用長編作品。
安彦良和が、原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督と一人五役を務めている。
ギリシャ神話を題材に、迷える少年の成長を壮大なスケールで描き出し、作品は上映時間119分、総カット数2060という超大作に仕上がった。
構成にはSF作家の川又千秋が招かれており、またキャラクターデザイン協力として、登場人物の衣装を手掛けたのは人気漫画家の山岸涼子である。
こうしたアニメ界の外の血が入ることによって、作品の奥行きが増すこととなった。
音楽は、「風の谷のナウシカ」で一躍有名になり、その後の宮崎駿作品、そして北野武作品の常連となった久石譲が担当。
地中海世界のエキゾチシズムをユニークな音色の選択と巧みな作曲によって演出している。
安彦良和はその後、アニメ界から漫画界に活躍のフィールドを移した。
その意味では「アリオン」は彼の作家人生の大きな節目に当たる作品と言えるだろう。
[スタッフキャスト]
製作:徳間康快、磯邊律男、春名和雄、伊藤昌典
企画:徳間書店、サンライズ
アリオン製作委員会:山下辰巳、熊谷繁夫、田中利道、山浦栄ニ、森江宏、布川功
構成:川又千秋
脚本:田中晶子、安彦良和
音楽:久石譲
キャラクターデザイン・作画監督:安彦良和
キャラクターデザイン協力:山岸涼子
美術監督:金子英俊
音響監督:千葉耕市
撮影監督:斉藤秋男
プロデューサー:尾形英夫、中川宏徳、山田哲久
原作・監督:安彦良和
演出:浜津守
アリオン:中原茂
レスフィーナ:高橋美紀
セネカ:田中真弓
アポロン:鈴置洋孝
アテナ:勝生真沙子
ハデス:大塚周男
ポセイドン:小林清志
ゼウス:大久保正信
リュカオーン:永井一郎
デメテル:武藤礼子
黒の獅子王(プロメテウス):田中秀幸
幼い日のアリオン:小宮和枝
ガイア:来宮良子
ギド:西尾徳
ヘラクレス:郷里大輔
アレース:島田敏
ピオ:太田貴子
エートス:宮内幸平
エートスの妻:京田尚子
祭司:西村知道