出演 : ロバート・デ・ニーロ, アネット・ベニング, ジョージ・ウェンド, マーチン・スコセッシ
監督 : アーウィン・ウィンクラー
1951年のハリウッド。映画監督のメリル(ロバート・デ・ニーロ)はHUAC(下院非米活動委員会)のブラックリストに載せられ、知っている名前を密告すれば許されるという誘いを断ったがために失職。映画仲間たちは次々と離れていき、ついにはHUACに召喚、喚問されるが.。
20世紀アメリカ映画史の最大の汚点ともされるハリウッド赤狩り(レッド・パージ)をテーマにした社会派問題作で、『ロッキー』などのメイプロデューサー、アーウィン・ウインクラーの初監督作品。濡れ衣を着せられた主人公が、あくまでも自己の信念を貫いていく姿は感動的だが、一方では悲痛でもあり、改めて当時の理不尽な思想政策への怒りが呼び起こされていく。