フェミニズムが大きく展開した1970年代アメリカ。男女平等憲法修正条項をめぐる賛成派・反対派の激しい戦いを、C・ブランシェットらの豪華競演で描いたミニシリーズ。
『アビエイター』(第77回・助演女優賞)と『ブルージャスミン』(第86回・主演女優賞)でアカデミー賞に2度輝いたC・ブランシェット、ドラマ「ダメージ」のR・バーン、『ピッチ・パーフェクト』シリーズのE・バンクスら、実力派女優陣が豪華競演。フェミニズムの潮流が世界に広がっていった時代、アメリカで大きな議論となったのが、合衆国憲法に男女平等を書き込む修正条項「ERA」。これに対し、賛成派と反対派は価値観の衝突による”文化戦争”を互いに繰り広げ..。
実話を下敷きにし、”#MeToo運動”の広がりで世の中の意識が大きく変わる中で、2020年4月~5月に全米配信されて大反響を呼んだミニシリーズを日本初公開。
実在の保守派政治活動家フィリス・シュラフリー役を、思想的に正反対であろうブランシェットが演じ、黒人女性初の連邦議会下院議員シャーリー・チザムを演じたウゾ・アドゥーバは本作で第72回エミー賞リミテッド・シリーズ部門助演女優賞を受賞。
<ストーリー>
1970年代アメリカ。男女が対等ではいられなかった時代。伝統的な性別による役割分担を訴えるフィリス・シュラフリーは、ERA(男女平等憲法修正条項)の議会通過を目指すフェミニストたちの運動に反対し、主婦たちを巻き込んだ反フェミニズム運動を展開する。
相対するERA賛成派、グロリア・スタイネム、シャーリー・チザム、ベティ・フリーダン、ベラ・アプツーグらが牽引するフェミニズム運動は大きな盛り上がりを見せ、1972年、ERAは連邦議会で可決される。しかし、成立に必要な38州の批准をめぐり、両者の対立は激しさを増していき..。