想像力豊かでファンタジーの世界に憧れる14歳の少女・ルースは、お気に入りのファンタジー小説「よい魔女 アズーラ」を持ち去ったフクロウの後を追い魔界への扉をくぐってしまう。扉を出た先に広がるボイリング島にて、ルースは破天荒な魔女・アウルレディのイーダと元魔界の王を自称する小さな妖魔・キングと出会う。自分と似たように変わり者でありながらも互いに支え合い生きているふたりの様子に感銘を受け、自分もアズーラのようになりたいと魔女になるための修行をさせてもらうことを頼み込むが、人間は魔女にはなれないとイーダに断られてしまう。しかしその後ルースのおかげでピンチを乗り越えられたことを機に、(キングの世話を始めとする日頃の手伝いもやることを条件に)イーダはようやく頼みを承諾する。
こうして、イーダとキングが過ごす館「アウルハウス」で暮らしながら立派な魔女を目指すルースの魔界での日常が始まった。