言語: 日本語 / 英語
僕の大切な人を奪いに来たのは、僕だった
北海道・函館。ハルカは青く光る雪に包まれながら、教会の尖塔の上に立つ黒いマントの謎の男を見かける。
小学六年生になった初夏。ハルカは、幼馴染のユウが母親に中学受験を強要されてストレスを感じていることが気になって仕方がない。
そんな微妙な関係の二人を尻目に、友人たちの間では幽霊の目撃談が盛んになっていた。そしてハルカとユウの前に再び青い雪の中に
見た謎の男”カラス”が現れる。巨大な”ウロボロスの環”とともに・・・。ハルカの首元が淡く光りはじめる。「まさか、『龍のトルク』が.」愕然と
つぶやくカラス。絶望の未来を救う”鍵”を持つ少女ハルカは未来を変えられるのか?ユウとカラスの選択は?時空を超えた運命が、今動き出す-。