夭折の作家、伊藤計劃-
伊藤計劃(1974-2009)は2つのオリジナル長編小説
『虐殺器官』『ハーモニー』を遺し、34歳の若さで病没した。
冒頭30枚だけが遺された『屍者の帝国』は、盟友・円城塔によって書き継がれることになる。
自らの命が終わる予感の中で、
伊藤計劃が見た風景、遺した物語とは。
彼は人間や世界に対する「絶望」と「希望」を物語に封じ込めた。
それは、今を生き続けるものに対して、強烈に「未来」を問いかけている。
彼は、「伊藤計劃」という自らの名前を決めたときから、
自分自身の作家としての生涯を「計劃」していたのかもしれない。
彼の死後、それは「物語」として我々を揺さぶる。
〈計劃―Project-〉は止まらない。
「虐殺器官」
監督:村瀬修功
キャタクター原案:redjuice
アニメーション制作:manglobe
「ハーモニー」
監督:なかむらたかし/マイケル・アリアス
キャラクター原案:redjuice
アニメーション制作:STUDIO4℃
「屍者の帝国」
監督:牧原亮太郎
キャラクター原案:redjuice
制作:WIT STUDIO