出演 : テレンス・スタンプ, ピーター・フォンダ, レスリー・アン・ウォーレン, ジョー・ダレッサンドロ
監督 : スティーヴン・ソダーバーグ
9年間の刑務所生活を終えて出所した初老の男ウィルソンは、そこで娘の事故死を知らせる封書を受け取った。娘の死に疑問を抱いた彼は、封書の差出人の住所であるロサンゼルスへと赴くのだが.。
『トラフィック』 『エリン・ブロコビッチ』などで知られるスティーヴン・ソダーバーグ監督が、テレンス・スタンプという1960年代を代表するカリスマ・スターを主演に起用して贈る、まさに60年代へのオマージュをこめたロマンティックかつスタイリッシュなミステリー映画。
彼の65年度の主演映画『夜空に星のあるように』(ケン・ローチ監督のデビュー作)の映像と音楽が、主人公自身の過去の記憶として織り込まれていくのもユニークだ。また事件の鍵を握る音楽プロモーター役にピーター・フォンダが扮しているほか、バリー・ニューマンなどアメリカン・ニュー・シネマを彷彿とさせる面々が登場してくるのもうれしい。