監督:リドリー・スコット
脚本:ウィリアム・モナハン
製作総指揮:ブランコ・ラスティグ/リサ・エルジー/テリー・ニーダム
撮影:ジョン・マシソン,B.S.C.
12世紀フランス。鍛冶屋の青年バリアンは妻子を失い生きる望みも失いつつあった。ある時、そんな彼の前に十字軍の騎士ゴッドフリーが現われ、自分が実の父親であるとバリアンに打ち明ける。勇敢で高潔なゴッドフリーは、本当の騎士道とは何かをバリアンに示し、聖地エルサレムへの旅へとバリアンをいざなう。数々の苦難を乗り越え、騎士として成長していくバリアンは、<キングダム・オブ・ヘブン=天国の王国>を作りたいという父の理想を受け継ぐ。絶望的な運命を背負った聡明なキリスト教徒であるエルサレム王に忠誠を誓い、やがて美しい王女シビラと禁じられた恋に落ちる。しかしエルサレム王が望んだ休戦の日々も、十字軍戦士たちの狂気、強欲、嫉妬に脅かされつつあった。父から託された使命を胸に、エルサレムの人々と愛するシビラのため、バリアンは戦いなど知らない住民たちと共に立ち上がった。戦いの果てにバリアンがたどり着いた<キングダム・オブ・ヘブン=天国の王国>とは..。