出演: リチャード・ウィドマーク, ジャック・パランス, ロバート・ワグナー
監督: ルイス・マイルストン
形式: 色
言語: 英語
字幕: 日本語, 英語
第二次世界大戦、太平洋戦線のさなか、米国海兵隊B中隊は南太平洋の日本軍のロケット砲が待ち構える島に上陸。中隊長アンダーソン(リチャード・ウィドマーク)はロケット砲の所在地を突き止める任務へつき、やがて捕らえた捕虜から、崖の中腹にある洞穴の中にいる日本軍将校らが降伏を求めているとの情報を得るが.。
戦後まもない1950年、海兵隊の全面協力の下で製作された総天然色の戦争映画大作。戦闘スペクタクル・シーンもさながら、戦前の反戦映画の名作『西部戦線異状なし』(1931)を撮ったルイス・マイルストン監督は、ここでも兵士たちの極限状況における言動と繊細な心理を、的確に描出している。ここでの日本軍は、原題にもある「モンテヅマの宮殿」に倣ったネイティヴ・アメリカンのような扱いだが、将校の中に明治大学野球部出身者がいたりと、妙にリアルなところもある。