文豪トルストイの不朽の名作、究極の恋愛ドラマ「アンナ・カレーニナ」。美弥るりかが愛の激流に翻弄されるヴィロンスキー役を務め、新たな息吹を吹き込んだ挑戦作。
<ストーリー>
19世紀後半のロシア。輝かしい未来を約束された青年貴族将校ヴィロンスキー(美弥るりか)は、社交界の華とうたわれる女性アンナ・カレーニナ(海乃美月)に出会い、心奪われる。アンナは政府高官カレーニン(月城かなと)の貞淑な妻として何不自由無い暮らしをしていたが、彼女もまた魅力的で洗練されたヴィロンスキーに惹かれていく。彼の激しく真剣な求愛を受け、アンナは内に秘めていたもうひとりの自分が目覚めていくのを感じていた。
2人の恋の噂は瞬く間に社交界に広がり、世間体を重んじる厳粛なカレーニンは妻の不貞をとがめる。ヴィロンスキーにとってもこの禁断の恋は決して許されず貴族社会からの逸脱を意味するものだった。しかしヴィロンスキーとアンナにとって、もはやこの恋を失って生きていくことはできなかった。愛にすべてをささげ、ただ愛に生きようとした2人がその終着駅で見つけたものは.。